浄化槽付き物件の購入における注意点【更新】 | 小山市の不動産ならハウスドゥ小山城南

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2025-12-16のお知らせ
  • 2025-12-16のお知らせ

    浄化槽付き物件の購入における注意点になります。

    1. 維持管理に関する費用と義務(ランニングコスト)
    年間維持費の発生: 下水道地域にはない、保守点検、清掃、法定検査の費用(年間約7万円〜10万円)が継続的に発生します。

    法令上の義務: 浄化槽の所有者(管理者)には、保守点検、清掃、法定検査の実施が法律で義務付けられています。怠ると罰則の対象になる可能性があります。

    電気代: 浄化槽内のブロワー(送風機)を24時間稼働させるための電気代が常時かかります。

    管理費の確認: マンションなどの場合、これらの維持管理費が管理費・共益費に含まれているかを確認が必要です。

    2. 浄化槽本体の老朽化と交換費用
    本体の寿命: 浄化槽本体の耐用年数は約20年〜30年が目安です。

    交換費用: 寿命が来た際の交換(入れ替え)費用は、一般的な家庭用(5人槽)で約80万円〜120万円程度と高額になります。

    ブロワーの寿命と費用: 空気を送るブロワーは5年〜10年程度で交換が必要になり、費用は数万円程度かかります。

    設置時期の確認: 購入を検討している物件の浄化槽が**いつ設置されたか(築年数よりも重要)**を確認し、残りの寿命を予測する必要があります。

    履歴の確認: 過去の保守点検や清掃の実施記録を売主から入手し、適切な管理が行われていたかを確認することが望ましいです。

    3. 衛生面と周辺環境
    悪臭のリスク: メンテナンス不足や浄化槽の劣化、または使用方法によっては、稀に悪臭が発生する可能性があります。

    設置場所: 浄化槽の点検や清掃がしやすい場所にあるか、また、生活空間から離れているかを確認しましょう。

    4. 下水道への切り替えの可能性
    下水道整備の確認: 将来的に、住む地域で公共下水道が整備される予定があるかを自治体に確認しましょう。

    切り替え義務と費用: 下水道が整備された場合、原則として3年以内に下水道への接続(切り替え)が義務付けられ、その際の浄化槽の撤去・配管工事費用(数十万円程度)が発生します。

    5. 浄化槽の種類
    単独処理浄化槽の確認: トイレの汚水のみを処理する単独処理浄化槽(みなし浄化槽)ではないかを確認してください。現在は生活排水すべてを処理する合併処理浄化槽が主流です。単独処理の場合は、合併処理への切り替えが推奨されます。

    これらの注意点を踏まえ、長期的な維持コストも含めて物件の購入を検討してください。

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